ニュース Obsidian、スペース不足で『Grounded 2』へ拡張

Obsidian、スペース不足で『Grounded 2』へ拡張

著者 : Isaac アップデート : Sep 16,2025

Grounded 2 は待望の昆虫乗騎システムを導入 - サバイバル続編の目玉機能

乗騎可能な昆虫:Grounded 2 の原動力

Obsidian が開発中のサバイバルゲーム続編『Grounded 2』の目玉機能は、ファンが長年要望していた「昆虫乗騎システム」だ。開発チームが親しみを込めて「バギー」と呼ぶこのシステムこそ、オリジナル版の拡張ではなく完全な続編制作を決めた根源的な理由である。

技術的制約が続編開発を後押し

Xbox One 向けに開発された初代『Grounded』は、大幅な拡張を阻む技術的限界に直面していた。「初代はXbox Oneの初期モデルで開発を開始しました」とエグゼクティブプロデューサーのマーカス・モーガンは説明する。「没入感を保ちつつ新コンテンツを追加するには、メモリが物理的に不足していたのです」

『Grounded 2』ではUnreal Engine 5へ移行し、生物乗騎のような新ゲームメカニクスとスケールアップを実現。「乗騎移動は速度と移動方法を一変させるため、レベルデザインを根本から再構築する必要がありました」とモーガンは続ける。「だからこそ続編では世界規模を劇的に拡大したのです」

クリエイティブ・パートナーシップが開発を加速

Obsidianは『Marvel's Guardians of the Galaxy』の開発元Eidos Montrealと共同開発を推進。モーガンによれば、多くのEidos開発者が熱烈な『Grounded』ファンであり、続編のストーリー方向性の形成に貢献しているという理想的な協力関係が築かれている。

早期アクセス戦略は初代の成功を継承

『Grounded 2』は前作同様の早期アクセスモデルを採用し、XboxとPCで先行リリース後、他プラットフォーム展開の可能性を探る。PlayStationやSwitch版は現時点で未定だが、モーガンはクロスプラットフォームプレイへのこだわりを強調。「『共に乗騎し、共に生き残れ』が私たちのモットー。常に最大限のプレイヤー層に届けたい」

開発チームは早期アクセスからのフィードバックでゲームを磨き上げた後、正式リリースや追加コンテンツを検討する方針。「初代よりはるかに拡張性の高い設計になっています」とモーガンは明かす。「ただし今後の展開はプレイヤーの反応が指針になるでしょう」